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ニッセイ・バックステージ賞これまでの受賞者の方々

舞台芸術を裏から支え、優れた業績を挙げておられる舞台技術者、いわゆる「裏方さん」たちを顕彰する賞です。

華やかな舞台の裏側で舞台づくりに不可欠な仕事をされている方に光をあて、そのご労苦に報いるとともに、後継者の人材育成のための一助になればという願いのもと1995年に創設されました。

(年齢順・敬称略)

受賞年度 ジャンル 氏名 受賞時年齢  

第26回
(2020年)

オペラ制作・字幕監修 杉 理一

プロフィール
  • 1990年にニュー・オペラ・プロダクション(NOP)を設立し、自主オペラ公演を制作、そのほか市民オペラ公演の制作に協力してきた。特に日本人作曲家によるオペラ作品の制作上演に尽力するとともに、50以上のオペラ作品の字幕を監修した。現在も NOPの活動を通じて日本のオペラの普及、振興に尽力している。(1931年生)
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特殊小道具製作 田中 義彦

プロフィール
  • 1984年、有限会社アトリエ・カオスを設立。40年以上にわたって、様々なジャンルで、特殊小道具のパイオニアとして数多くの舞台を支えながら驚きと感動を生み出してきた。また、その優れた技術力で、特殊メイクや特殊効果等多方面で活躍。現在は多摩美術大学で講師も務めている。(1953年生)
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第25回
(2019年)

大道具製作 佐藤 哲夫

プロフィール
  • 約半世紀に亘って大道具製作に携わり、日本の舞台美術が平面から立体へ変化する転換期に発泡スチロールという新しい素材で立体造形を生み出したパイオニア。その画期的な工夫と高い技術力で、舞台製作の技術の向上に貢献してきた。(1949年生)
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経営・演劇プロデュース 福本 年雄

プロフィール
  • 演劇プロデューサー中島陸郎氏との出会いをきっかけに、1992年に大阪に小劇場ウイングフィールドを創設。劇場閉鎖が続くなど関西演劇が厳しい環境にある中、多くの劇団、演劇人と交流し関西演劇の拠点として演劇の活性化に大きな役割を果たしている。(1953年生)
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第24回
(2018年)

大道具 松崎 政男

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  • 1955年東宝舞台に入社し、資材、機材が手持ちの時代から大道具としてオペラ、バレエ公演を担当。2001年にオフィスMを設立。60年以上にわたって舞台を裏から支え続け、特にバレエ芸術の普及に尽力。数多くの後進スタッフを輩出している。(1936年生)
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文楽人形衣裳縫製 牧野 圭子

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  • 松竹衣裳より、1985年に開場当初の国立文楽劇場に移り、以来30年以上にわたり文楽人形衣裳の技術を守り続け、文楽の舞台を支えてきた。これまで縫製してきた衣裳は300体を超し、今日でも文楽公演で使用する人形の衣裳の要となっている。(1947年生)
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第23回
(2017年)

舞台音響効果 田村 悳

プロフィール
  • 1953年劇団俳優座付属演劇研究所入所以来、64年間にわたって舞台の音響効果一筋に1000本以上の作品を手がける。多岐にわたる作品を通じ、舞台を支えると共に音響効果の確立に貢献、後進の育成にも尽力している。
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パイプオルガンの設置・調律・保守 望月 廣幸

プロフィール
  • 武蔵野音大を卒業後、1964年に渡独しオルガンビルダーの資格を取得。1970年代より全国の劇場・ホール等にパイプオルガンを設置した。日本のパイプオルガンの黎明期を支え、普及に努めてきたオルガンビルダーの第一人者。
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