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【本日11.10公演】トスカ舞台写真・演出 粟國淳コメント紹介

NISSAY OPERA 2019 『トスカ』

オペラ『トスカ』初日が好評のうちに終演いたしました。
9日出演者の舞台写真とともに、「観客の皆様が、登場人物たちと同じ時間を共有し、同じ気持ちになってドキドキワクワクできるような演出をお届けできることを願っています。」という演出 粟國淳芸術参与のコメントをご紹介いたします。

一夜に凝縮された波乱のドラマ、歌い手たちとオーケストラが一体となって紡ぐ深い心情表現と名曲の数々、そして、細部に至るまでこだわった見応えのある舞台美術や衣裳が、1800年ローマへと誘います。

10日(日)公演をお見逃しなく!

◆公演情報:https://opera.nissaytheatre.or.jp/info/2019_info/tosca/

そして、11日(月)開催の日生劇場舞台フォーラム「オペラ『トスカ』―トスカ・ドラマの転換―」(入場無料/事前申込不要)では、製作スタッフによる解説と舞台見学がございます。本公演とともに、ぜひご参加ください。
◆日生劇場舞台フォーラム: https://www.nissaytheatre.or.jp/news/nbf2019/

 

 

 

 

撮影:三枝 近志

 

【演出:粟國 淳(日生劇場芸術参与)コメント】

『トスカ』は、大河ドラマのようなオペラです。18世紀の終わりから19世紀はじめにかけてヨーロッパで実際に起きた出来事を背景に置きながら、ストーリーと登場人物をフィクションで肉付けしていく手法で作られています。

オペラは、音楽あり歌ありの大スペクタクルの舞台ですが、肝心かなめは演技であり劇、つまりドラマです。『トスカ』のドラマを生き生きと描き出すためには、1800年6月17日のローマという特定の場所と時間にこだわることが大きなポイントです。

今回のプロダクションでは、時代背景を描くために舞台美術や衣裳などの細部までこだわって、当時のローマの雰囲気を感じられるよう工夫を凝らしました。ヨーロッパでナポレオンが力を増し、各地で革命と戦争が起こって、ローマもその渦に巻き込まれている……舞台を見たお客様には、きっと1800年のローマにタイムスリップしたような感覚になっていただけるのではないでしょうか。

観客の皆様が、登場人物たちと同じ時間を共有し、同じ気持ちになってドキドキワクワクできるような演出をお届けできることを願っています。

粟國 淳

 

◆NISSAY OPERA 2019
オペラ『トスカ』全3幕

(原語[イタリア語]上演・日本語字幕付)

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指揮:園田 隆一郎
演出:粟國 淳
管弦楽:読売日本交響楽団
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愛の妙薬チラシ-0314

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詳しくはこちら
https://opera.nissaytheatre.or.jp/info/2019_info/tosca/

カラヴァドッシは、脱獄した政治犯アンジェロッティを匿ったことを罪に問われ、警視総監スカルピアに囚われる。トスカは、恋人であるカラヴァドッシを救いたい一心でスカルピアに懇願するが、スカルピアは、「恋人を助けたければ、私のものになれ」とトスカに迫る。追い詰められたトスカは、咄嗟にナイフを握り、そして……。

ナポレオン戦争の嵐が吹き荒れるローマを舞台に繰り広げられる、愛と憎しみのドラマ。波乱の一夜が幕を開ける!

【日程】
2019年11月9日(土)・10日(日)  各13:30開演 (13:00開場)

【料金】
S席:10,000円 A席:8,000 ※当日券は直接窓口にて取り扱い中です。

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